実力をつける日本史100題
実力をつける日本史100題

解説

標準〜やや難レベルの記述問題を集めたZ会の問題集。Z会オリジナル問題で難しい問題もたまに入っているが、そうした問題には印がつけられている。構成としては、前半は歴史の流れに沿った問題(古代〜近現代)、後半は分野別の問題集(政治史、経済史、文化史など)が掲載されている。語句記述形式なので、ある程度知識のある難関私大受験者が使うのが望ましい。
本書の長所は詳しすぎる解説である。実に264ページもあるため、問題の解答だけでなくその背景知識も学ぶことができる。図や表も見やすく、解答だけ眺めていても勉強になる。
山川の教科書にあまり沿っていないため、初学者が教科書を見ながら勉強すると非常に効率が悪くなる。知識があり、他の参考書を使いこなせている者が取り組むのが望ましい。

Good

・分野別の通史問題が26問となかなか充実しているため、知識の整理に役に立つ。

Bad

・基本的には単語・語句を問う問題がほとんどで、正誤判断問題や文章選択問題は非常に少ないため、センター対策には向かない。

・戦後史が4問しかないため、戦後史の網羅性は非常に低い。

・オリジナル問題というのが実は欠点。

実力をつける日本史100題のデータ

分類対象偏差値ページ数著者出版社発行日価格Aamzon
記述対策55〜65本体176、別冊264Z会出版編集部20131,365円

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