数研出版が発行する網羅型問題集である。「チャート式基礎からの数学」がその名称であるが、略称の「青チャート」の方で知られている。各分野をくまなくカバーし、レベル的にも標準〜応用まで対応できるものとなっている。例題と演習問題があり、例題は導入者向けであり、演習問題は実力試しである。
青チャートをやる際、数学の苦手な人や理転した人はCで苦戦すると思われるが、例題は易しい問題が揃っているので強引に暗記していけば理解は後から付いてくるはずである。しかし、全ての問題をやっていると時間がなくなってしまう。掲載問題数が1冊で1000もある上、章末問題などはレベルが高いので勉強の進みが悪くなる。例題だけさらっと数回やって1対1対応の演習などに移行するのが良いだろう。例題だけなら強引に推し進めれば機Cまでを1ヵ月半で終わらすことが出来る。私の場合は1対1対応の演習と併用しながら普段の勉強の柱にした。春から夏ごろにかけては、1対1の例題?と青チャートの重要例題を1日10題ずつぐらい解き、秋以降は1対1の演習題と「やさしい理系数学」を中心に進めていった。
個人的には、特に数学Cの分野で分かりづらい解説が連発していたような気がする。解説だけなら1対1対応の演習のほうが分かりやすいという印象がある。しかし、これだけキッチリと全分野網羅してくれる問題集はあまり無いので、それだけで貴重な存在と言える。
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