即戦ゼミ8
即戦ゼミ8

解説

『即戦ゼミ3 大学入試 英語頻出問題総演習』の基礎編である。広く浅くの確認型問題集であり、重要構文/文法・語法/イディオム/口語表現/単語・発音・アクセントに関して、入試頻出の基本問題をほとんどすべてを収録している(1202問)。見開き1ページで、左に問題、右に解説という見やすい形式である。「第4章 口語表現の問題」および「第5章 発音・アクセントの問題」についてはCDも付いているため、復習がしやすい。

対象としては、仲本の英文法倶楽部等の初級参考書を終わらせた受験生が知識整理に取り組むとよい問題集である。この手の問題集は解説が簡素であるため、いきなりこの本に手を出すと頓挫しかねないので注意してほしい。特に、桐原書店の問題集は学校教材として売り込まれている問題集が多いため、解説がそっけないものが多い。解説が充実していると、生徒が授業を聞かなくなってしまうからだ。

good

・この本の中の口語の例文集は秀逸であり、ページ数がメチャメチャ少なくてもよいから、そこをまとめた本を出し欲しいくらい。

bad

・解説が「知識の確認のみ」に徹しているので、勉強不足の人は、なぜこの答えが正しいのかが良く分からない問題集。

・わからない問題を教えてくれる人(学校の先生や塾、家庭教師の先生など)がいる人にはいい問題集であるが、そうでない人には不向き。

・私立でもセンターを活用する機会が増えた今、あえてこの本や、これのさらに上級の即戦3をやるメリットは、ほぼ、無くなったと言ってもよいでしょう。

大学入試New基礎英語頻出問題総演習 (即戦ゼミ8)のデータ

タイプ対象偏差値ページ数著者出版社発行日価格
文法50〜60424上垣暁雄数研出版2010/031,320円
即戦ゼミ8
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