イラストが多用された、基礎固め用の化学参考書。抽象的な科学の概念を上手くイラストで表現してあるため、受験生には多大な支持を得ている。ただ、全くの初学者向けというわけではなく、一度学校で授業を聞いた程度の人が読むために作られていると考える。また、化学の計算に関しては少ししか解説が載っていないため、原点からの化学(計算編)で補う必要がある。
問題掲載数が少ないため、この本で得た知識を入試で使えるようにするためには問題演習が必要である。重要問題集レベルの問題集に取り組んで知識の整理をしておこう。
・単に知識がまとめてあるだけでなく、教科書で書かれているような 「教育」としての化学もわかりやすく、面白く書かれていて モチベーションを所々で上げてくれる。
・計算問題になると、あまり詳しく解説しておらず、半反応式とか出来ないと思う。
・各章末問題の解説がない。(ただし、練習問題に詳しい解説がある)
・同素体の説明がなく、全くの初学者にはきつい。
分野 | 分類 | 対象偏差値 | ページ数 | 著者 | 出版社 | 発行日 | 価格 |
理論化学 | 解説中心 | 45〜55 | 400 | 大宮理 | 中経出版 | 2006/07 | 1,680円 |
無機化学 | 400 | 2007/04 | |||||
有機化学 | 416 | 2007/08 |