概要

出版社Z会出版
著者依田賢
発行日2014/7/1
ページ数248
偏差値75〜
価格1,320円

解説

 Z会出版が刊行する「数学入試の核心」シリーズの、理系の難関大版である。「東大・京大・東工大・阪大・医学科など最難関大学の入試において、数学で差をつけて合格したい人」や「高校で学んだ数学の範囲を超える内容にも興味があり、そうした背景がある入試問題にたくさん取り組みたい人」を対象としている。類書には「新数学演習」(東京出版)や「ハイレベル理系数学」(河合出版)などがある。問題数は60題である。

 難関大を受験する上で押さえておきたい発想や論証・処理の仕方を、入試問題の演習を通して習得する問題集である。
 『解答編』では、単に「どう解くか」だけではなく、「なぜそのように解くか」という考え方を詳しく掲載し、この考え方を身につけることを推奨している。
 10〜15分ぐらい考えて解けそうにない場合は、解答・解説を熟読しよう(実際の入試では20分ほど考える時間はある)。
 東大理科三類、京大医学部医学科の志望者で数学を得点源にする人は、取り組んでおきたい問題集の中の一つではある。
 もっとも、数学にそこまで時間をかけるのならば、英語や理科は当然として、センター試験(後の共通テスト)の国語や地歴公民の弱点強化を優先すべきと思われる。

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