概要 †
分類 | 公立 |
設立 | 1899年10月1日 |
地域 | 石川県の高校 |
所在地 | 石川県小松市丸内町二の丸15番 |
形態 | 共学 |
偏差値 | 理数科69、普通科68 |
1学年 | 320名:普通科280名、理数科40名 |
HP | こちら |
解説 †
- 石川県小松市に位置する石川県ナンバー3の公立校である。
- 春高バレーでもその名前を聞く機会があるなど、部活動も盛んである。
- 進学実績は上位二校には離されているが、石川県加賀地方のナンバー1高校である。
- 旧帝レベルは年40名以上、金沢大学には現役で50名以上をコンスタントに送り出している。
- 2000年代中盤より、学校が生徒をぐいぐい引っ張って成績を上げてきた高校である。
- 小松メソッドによって「東大京大合わせて15名」の目標は一時的に達したが(2010年付近)、そこが頂点であり、現在は10名程度に落ち着いている。
合格実績 †
年 | 国公医 | 東大 | 京大 | 一橋 | 東工 | 北大 | 東北 | 名大 | 阪大 | 九大 | 金沢 |
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2023 | 6 | 5 | 4 | 2 | 4 | 11 | 9 | 7 | 5 | 4 | 61 |
2022 | 5 | 3 | 1 | 2 | 1 | 12 | 8 | 8 | 11 | 4 | 58 |
2021 | 7 | 3 | 3 | | 3 | 8 | 6 | 4 | 14 | 3 | 53 |
2020 | 7 | 3 | 4 | 1 | | 6 | 8 | 4 | 16 | 2 | 64 |
2019 | 5 | 3 | 7 | | 3 | 6 | 12 | 3 | 13 | 1 | 65 |
2018 | 6 | 4 | 2 | | 3 | 11 | 11 | 5 | 12 | | 52 |
2017 | 9 | 6 | 5 | | 1 | 15 | 9 | 5 | 16 | 5 | 60 |
2016 | 4 | 4 | 5 | | 1 | 13 | 15 | 9 | 13 | 1 | 70 |
2015 | 1 | 5 | 5 | 1 | 1 | 15 | 4 | 8 | 9 | 1 | 53 |
2014 | 6 | 8 | 7 | | 1 | 12 | 6 | 9 | 10 | 2 | 59 |
2013 | 6 | 2 | 5 | 1 | | 16 | 12 | 14 | 15 | 3 | 52 |
2012 | 7 | 3 | 6 | | | 17 | 10 | 6 | 13 | 2 | 58 |
2011 | | 5 | 6 | 2 | 1 | 14 | 9 | 10 | 13 | 1 | 60 |
2010 | 7 | 4 | 11 | 1 | 1 | 15 | 10 | 12 | 16 | | 53 |
2009 | 8 | 4 | 11 | | | 18 | 7 | 11 | 9 | 1 | 68 |
2008 | 3 | 5 | 9 | 1 | | 9 | 6 | 7 | 7 | | 37 |
2007 | 2 | 1 | 6 | | | 6 | 9 | 3 | 13 | | 54 |
2006 | 6 | 1 | 12 | 4 | 1 | 12 | 4 | 5 | 9 | | 49 |
2005 | 1 | 4 | 9 | 1 | | 5 | 8 | 4 | 11 | | 53 |
2004 | 5 | 2 | 3 | | 2 | 6 | 6 | 6 | 12 | 1 | 54 |
参考文献:高校HP、進学校名鑑
高校生活 †
小松メソッド †
- 地域のトップ校として各中学の成績上位者が入学してきたが、難関大学を目指す風潮は乏しかった。そこで、2003年頃から「小松メソッド」と言われる進路指導改革を行ってきた。それまでは生徒の自主性を尊重して志望校に口を出すことはなかったが、組織的に難関校に挑むという風土を醸成していった。生徒の学習状況をPCで一括管理したり、チームとして受験の臨めるような体制を整えた。平均学習時間が例年より下回っていれば、緊急の学年集会を開いて、生徒に発破をかける。個人面談でも先輩の学習時間を示して、「この大学の合格を目指すなら、まだ学習が足りない」などと伝えると、生徒は納得しやすいという。生徒にチームとしての意識を高めるために充実させているのは、学年集会だ。学年全体で集まる機会を最低でも2か月に1回は設ける。
- 学力向上対策で力を入れるのは、3年生での添削指導だ。国語、数学、英語は通年、理科はセンター試験後、地歴公民は9月から実施する。内容や量は教科によって異なり、数学では自作のプリントの配布、英語では問題集の該当ページを指定するという具合だ。
- 提出された課題は基本的に翌日に返却する。負担は大きいが、生徒が自分のつまずきを翌日には検証でき、学びに向かえる意義は大きい。教師にとっても、生徒の最後の「伸び」を把握し、支援できるなどメリットも多い。 出願校が最終的に決まる12月頃からは、過去問題や小論文の添削も行う。量が増えるため、1・2年生の教師も協力し、大学ごとに担当を割り振るなど手分けをして指導する。
- メソッド着手直後の2005年に国公立大学現役合格者が200名を超え、成果が明らかとなった。
- が、2023年現在、国公立大学の現役合格者数は200名前後で推移しており、200名を割ることもある。成果を維持できているとみるのか早々に頭打ちとなったとみるのか。
- 東大志望者の集まり「Tクラブ」(元・東大クラブ)が存在する。東大志望者の3年生に対して補習授業をおこなう。
コメント †