概要 †
- 2016年末時点における歯科医師数は104,533人であり、「男」80,189人(76.7%)、「女」24,344人(同23.3%)である。
- 1955年時点で3万人だった歯科医師は、2014年時点で10万人となっている。
- 一方で、1955年時点で9万人だった医師は、2014年時点で31万人となっている。
- どちらもおよそ3倍であり、増加数は医師の方が圧倒的に多い。
歯科医師過剰問題 †
背景 †
- 2019年現在、歯科大学・歯学部は29校もあり、そこから毎年2800人前後の卒業生が送り出されている。
- 医師30万人に対して歯科医師は10万人であり、過剰問題が取りざたされている。
- 元々、1985年頃までは昭和60年頃までわが国の歯科大学は国、公、私立をあわせて7校であった。
- 国民生活も豊かになり、「文明病」の一ツに数えられるようになった齲蝕が国民のあいだに多発しはじめ、歯科医師の数が需要に追いつかなくなった。
- 国は歯科医師数を増すため、1965年までに愛知学院大学歯学部をはじめ、6校の歯科大学が設立され、1980年代前半までにプラス16校が設立された。
- 結果として歯科医師数は増え続け、人口10万人に対して歯科医師は79人、歯科医師1人に対し人口1.261人となってしまった。
諸外国との比較 †
国 | 歯科医師数と人口比率 |
日本 | 1260人 |
ドイツ | 1280人 |
アメリカ | 1680人 |
カナダ | 1870人 |
イギリス | 1900人 |
オランダ | 2050人 |
オーストラリア | 2300人 |
- 高収入の条件は1:2000であるとされている。
- 1984年の時点では、1:1900程度であった。
歯科医師の年齢分布 †
参考文献 †
コメント †
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