概要

 2000年代後半から医学部人気が急騰しており、一時志願者は10万人を超えたと言われた。では、それ以前の人気はどうだったのであろうか。以下に2000年前後の医学部志願者数を算出した論文があったので参考にしてまとめてみた。
 

数値

  • 1996年の医学科志願者数(一般のみ)は募集人員6,887名に対し81,985名で対募集人員倍率は11.9倍であった。
    • 国立:募集人員3,740名・志願者数28,591名・倍率7.6倍。
    • 公立:募集人員660名・志願者数4,964名・倍率7.5倍。
    • 私立:募集人員2,487名・志願者数48,430名・倍率19.5倍
  • 2001年においては募集人員6,431名に対し78,271名で対募集人員倍率は12.2倍となっている。
    • 国立:募集人員3,420名・志願者数27,555名・倍率8.1倍
    • 公立:募集人数645名・志願者数4,484名・倍率7.0倍
    • 私立:募集人員2,366名・志願者数46,232名・倍率19.5倍
  • 2001年の日本医科大学の志願者数は定員100名に対して1676名であった。
  • 2001年の東京慈恵会医科大学の志願者数は定員100名に対して1914名であった。

現在

  • 2020年の国公立大医学科(前期)の志願者数は約1万4千人(6日時点)。昨年の1万6千人から減少しそうだ。
  • 私立大は公表しない大学も多いが、公表している大学だけでも、昨年比96%と減少している。
  • 国公立大医学科の志願者は2007年に1万7千人だったのが、12年には2万人まで増加した。
  • 私大のほうがその傾向は顕著で、志願者数は07年に6万7千人だったのが年々増加し続け、18年には11万人近くに達した。
  • 2018年の日本医科大学の前期志願者数は定員100名に対して2667名であった。
  • 2019年の東京慈恵会医科大学の志願者数は定員110名に対して2011名であった。

評価

参考文献

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