2020-08-26

わかりづらいタイトルで申し訳ありません。

概要

 医師の給料で示したように、まずまずの給料をもらうことができる。若手でも1500万円は可能であり、数年経つだけで2000万円程度まで視野に入る。しかし、この2000万円と一般企業における2000万円を一緒にしてはいけない。というのも、病院というのは中小企業であり、再受験を目指す皆さんの大学群が就職するような三菱商事やgoogleといった大企業とは福利厚生が全く違うからだ。特に差が出るのは退職金である。医師の退職金はないに等しい。中小企業というのもあるし、医師は転勤を繰り返す職業であるため、勤続年数に依存する退職金はゼロになるのだ。以下三菱商事の退職金関係の制度を示す。


退職金諸制度は、「退職金」「確定拠出年金(401k)」「企業年金」の3つで構成されています。
退職金は、新卒入社の場合大体2,000万円程度支給されます。ここに確定拠出年金(401k)が加わります。年金への年間拠出額は33万円です。これを仮に平均利回り5%程度で試算した場合、60歳までに4,000万円程度が貯蓄される計算になります。さらに企業年金は65歳から受給でき、年間160万円が支給されます。
以上を足し合わせると、少なくとも社員1人が亡くなるまでに6,000万円〜1億円程度が支給される計算になり、とても手厚い制度となっています。


退職後に何もしなくても1億円近くが入ってくるというのだ。これを勤続30年で平らにならすと年間300万円程度になる。総合商社社員よりも年間300万円余分に稼いでイーブンとなる計算である。医師の額面2300万円は、総合商社の2000万円程度と同額である。また、これは感覚の問題ではあるが、月額給与も医師は高く出やすい。ボーナスが少ないからである。例えば月給150万円を稼いでいたとしよう。医師であればこれは年間2000万円程度になるが、一般サラリーマンで月に150万円稼げるのであれば年収は3000万円近くになる可能性がある。まあ、これは会社によっても違うから単に感覚の問題であるが、月額給与が多くても実際の実入りはそんなにないことが多いのだ。

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